5月10日(以下すべて現地時間)、Microsoftは現行版のVisual Studio 2015の次期バージョンにあたる「Visual Studio "15" Preview 2」のリリースを公式ブログで発表した。ファーストプレビューを2016年3月30日にリリースしているため、約1カ月ぶりの更新となる。既にこちらのページからダウンロード可能。Visual Studio担当プログラムマーネジメントディレクターのJohn Montgomery氏は、プレビュー版であることを理由に本番環境へのインストールは控えるように説明している。
Visual Studio "15" Preview 2はユーザーからのフィードバックを元にいくつかの問題を改善し、いくつかの機能を更新している。新機能は次のとおり。
- スクリーンリーダーからアカウント設定ダイアログを参照性を向上。
- フォーカス関連の問題を追跡する際の診断機能の改善。
- XAMLアプリケーションの編集および続行。
- フォルダービューのデバッグ設定をシンプル化。
Visual Studio "15" Preview 2は、Visual Studio Tools for Apache Cordova Update 9が含まれているため、Cordova 6.1.1をサポートしている。また、ファーストプレビューに引き続き、軽量化したインストーラーと、"クラシック"なインストーラーの2種類を用意。ただし、新インストーラーは完全ではないため、"クラシック"なインストールも引き続き利用することを推奨している。
なお、テンプレート使用時はテンプレートの定義をテンプレートマニフェストファイルで定義しなければならなくなった。この変更はPreview 4まで続き、リリース版では、vsix形式やmsi形式でインストールするカスタムプロジェクトと項目テンプレートの使用方法が変更される予定だ。より詳細な変更点はリリースノートを参照してほしい。Montgomery氏はいつもどおり多くのフィードバックとユーザーコミュニティでの意見交換をユーザーに求めた。
阿久津良和(Cactus)