fossBytesに5月10日(米国時間)に掲載された記事「Italian City Vicenza Is Adopting Zorin OS Linux And Replacing Windows」が、イタリアの都市ヴィチェンツァ(Vicenza)の当局が、使用しているWindowsコンピュータをUbuntuベースで開発されたWindows 7と類似したUIを提供しているZorin OS Linuxへ置き換えることを決定したと伝えた。
このプロジェクトはパイロットプロジェクトと位置づけられており、当局で雇用されている900人ほどの従業員が使用している700台のコンピュータをZorin OS Linuxへ切り替えていくとしている。この取り組みがうまくいった場合、さらに適用する範囲を広げていくと見られる。Zorin OS LinuxはWindows 7風の使い勝手を提供することができ、Windowsからの移行を簡単なものにすると説明がある。
今回の取り組みは昨年の夏に教育機関で取り組まれたプロジェクトの成功を受けてのものだという。昨年、教育機関(Institute of Via Prati)は研究所のコンピュータすべてにZorin OS Linuxをインストール。この結果、古いコンピュータを効率的に再活用することに成功したとしている。