サイレックス・テクノロジー(サイレックス)は5月10日、最新のSDIOインタフェースタイプの機器組込み用無線LANモジュール「SX-SDMAC」と2.4/5GHz同時動作が可能なコンカレントアクセスポイント「AP-500AC」の2機種を発表した。
SX-SDMACは同社製SDIOモジュールの第4世代製品。802.11a/b/g/n/acに対応しており、データ伝送速度は最大433Mbpsを実現する。チップセットはQualcomm Atheros社製QCA9377を採用し、動作温度は-40~+85℃。2016年度第2四半期より順次、出荷を開始するとしている。
一方のAP-500ACは3x3対応のデュアルバンドコンカレント11ac対応アクセスポイントで、5GHz帯(11ac/a/n)と2.4GHz帯(11n/g/b)の同時動作が可能。業務用エンタープライズアクセスポイントがもつ高度なエンタープライズセキュリティ、統合管理機能や、動作ログの保存、WDSなどの機能を適正な価格で提供するとしている。また市販アクセスポイントでは実現できない細かなカスタムにも対応が可能だ。こちらは、2016年5月より順次出荷開始する計画となっている。