プレミアリーグに所属するウェストハム・ユナイテッドFCがSean “Dragonn” Allenとの契約を発表した。
Dragonnはサッカー選手ではない。「2016 FIFA interactive World Cup」で2位になったプロゲーマー、eスポーツ(e-sports)プロである。今後はウェストハムの所属プレイヤーとして、背番号50番を背負ってeスポーツ・トーナメントに出場する。すでに5月7日に「Play Like A Legend Grand Final」にクラレット&スカイブルー(ウエストハムのチームカラー)のウエアを着て出場したという。
eスポーツ市場の拡大、プロゲーマーのプレイを観戦するファンの熱狂ぶり、ファンから熱烈に支持されるeスポーツ・プレイヤーの存在から、ウェストハムはDragonnとの契約を決めた。Dragonnは2016年に行われる全てのFIFA E-Sportsイベントに参戦する資格を有しており、Dragonnとの契約によって、ウェストハムはゲームの世界でもトーナメントを戦うことになる。
英国ではウエストハムがeスポーツ・プレイヤーと契約する初のサッカークラブチームになったが、英国以外では2015年にドイツのVfLヴォルフスブルクがBenedikt "Salzor" SaltzerとDaniel "Dani" Finkと契約している。