NHNテコラスは4月27日、データベースセキュリティソリューション「Aegis Wall(イージスウォール)」において、新たにログ管理機能にフォーカスし、低コストかつセキュリティ専任者不在でも利用可能な「Aegis Wall エントリーエディション」を発表した。同日より提供を開始する。
「Aegis Wall」は、組織内部からの情報漏えい対策に最適化したセキュリティソリューション。データベースにアクセスするユーザーのIDを適切に管理できる「特権ユーザー管理」、正規ユーザー以外のアクセスを遮断し、標的型攻撃にも対応する「アクセス制御」、いつ誰が何をしたかを正確に記録する「ログ管理」といった機能で、不正アクセスの発生を速やかに検知・把握し発生防止のための対策を取ることができるという。
Oracle、SQL Server、MySQLなど16種類のDBMS(データベース管理システム)に対応しており、異なるDBMSを一括で管理できる利便性と、さまざまなネットワーク構成に対応できる柔軟性により、幅広い環境で導入できる。
今回提供する「Aegis Wall エントリーエディション」は、新たに情報漏えい対策を検討している企業向けに、最初の導入としてアクセスログの記録と分析から着手することを提案するソリューション。
同製品では、「Aegis Wall」の特長の1つである「ログ管理」にフォーカス。ログ記録、セッション動画記録、リアルタイムモニタリング、レポート出力といったアクセス内容を可視化する機能を提供する。このほかオプションサービスとして、「アクセス制御」機能の追加やアクセス制御を行うためのセキュリティポリシー設定、アクセスログの分析など業務における人的なサポートも用意している。
価格は、導入費用が10万円(初回導入時のみ)、本体ライセンス・監視対象ライセンスが月額2万5000円、保守費用が月額5000円となっている(いずれも税別)。同社では、初年度30社への導入を目標としているという。