日本IBMは、熊本地震による避難所を支援する「避難所支援システム」を、4月27日から社会貢献の一環として無償提供すると発表した。
同システムは、各避難所の状況を連絡する機能、必要な支援物資を避難所から要請する機能、国・県・市町村と避難所の間で情報共有するためのお知らせ機能がある。各避難所の状況を連絡する機能は、人員構成やライフラインの状況を避難所から登録することで、最新の情報を共有できる。
また、支援物資の要請については、避難所から必要な物資情報を入力することによって、県や自治体の避難所管理部局では要請情報の確認ができるようになるほか、物資の入出庫状況の把握を可能としている。
さらに、お知らせ機能は、国・県・市町村からのお知らせや、各避難所からの情報を登録して共有することができ、タブレット型端末を利用した簡易な操作で情報の入力や閲覧が可能だという。
同システムは、地方公共団体、および中央省庁で採用実績のある「IBM業務支援Webプラットフォーム」を活用し、災害対策本部用の帳票出力にはデジタル・インフォメーション・テクノロジーのxoBlosを活用。タブレット型端末は、ソフトバンクが提供するiPadを1000台利用する。