日本レジストリサービス(JPRS)は4月26日、Webサイトの認証や通信の暗号化に用いられるサーバ証明書を発行する「JPRSサーバー証明書発行サービス」の提供を開始すると発表した。
JPRSでは、サーバ証明書の提供がドメイン名やインターネット全体の安全性の向上に寄与すると考え、同サービスの提供を決定。JPRSは、ルート認証局(接続相手に対する本人確認や暗号通信に使われる電子証明書の発行・失効を行う機関)であるセコムトラストシステムズと提携し、中間認証局となることでJPRSが認証するサーバ証明書を発行。
証明書の発行に当たっては、JPRSと契約した国内の事業者が申請を取り次ぐ。これにより、申請の取り次ぎから認証、発行までを国内事業者のみで行うサーバ証明書の提供が可能となる。
今回提供を開始するサーバ証明書は、組織認証型(OV:Organization Validation)とドメイン認証型(DV:Domain Validation)の2種類。組織認証型は、証明書に記された企業・組織が、ドメイン名の登録者であることと、その企業・組織が法的に実在することを認証し、ドメイン認証型は、証明書に記載されたドメイン名と証明書が発行されたドメイン名が同一かを認証する。