オンコリスバイオファーマは4月26日、岡山大学大学院医歯薬学総合科学研究科産学官連携センター・おかやまメディカルイノベーションセンター(OMIC)に、同社岡山研究センターを共同研究拠点として開設すると発表した。稼動は5月を予定。

同社は設立以来、岡山大学大学院医歯薬学総合科学研究科と共同研究契約を締結し、藤原俊義教授と腫瘍溶解ウイルスの臨床応用に関する共同研究を行ってきた。同研究センターでは、がん細胞検出用の腫瘍溶解ウイルスである「テロメスキャン(OBP-401)」および「テロメスキャン F35(OBP-1101)」について、がん体外検査薬としての臨床応用をより積極的に推進していく。

将来的には胃がん手術時検査法として薬事承認申請を目指しており、今後、同研究センターから創出される研究成果は定期的に学会・論文で発表されるほか、医薬品医療機器総合機構(PMDA)との薬事戦略相談等を通じてがん体外検査薬としての臨床応用の可能性探索が進められる。