ウェザーニューズとエアロセンスは4月26日、ドローンによる気象観測ネットワークを構築すると発表した。
具体的には、エアロセンスが全国8カ所において展開するオペレーションセンターで運航するドローンにウェザーニューズの小型気象観測センサを搭載し、低層域の気象観測ネットワークを構築する。同ネットワークによりゲリラ豪雨や霧など局地的な気象現象の監視や、災害発生時の状況把握を行うとしている。また、エアロセンスのドローン運行時にウェザーニューズから飛行可否判断情報を提供し、測量・物流ミッションなどにおける安全飛行の高度化を図る。
今後、ドローンに搭載する観測センサの選定および開発を行い、今夏から2社共同で実証実験を開始する予定。また、実証実験終了後には、第1段階として大規模イベントの開催時や、首都圏の降雪など社会的影響が大きい事象が発生した際に都度観測を行い、段階的にエアロセンスの運航する全ドローンに気象観測装置を搭載するとしている。