東洋紡は4月25日、性感染症の一種であるクラミジア感染症と淋菌感染症の原因菌を短時間で自動的に検出できる体外診断用医薬品「ジーンキューブ クラミジア・トラコマチス」「ジーンキューブ ナイセリア・ゴノレア」を開発し、同日より販売を開始したと発表した。
同医薬品は、子宮頸管擦過物または男性尿などの試料を添加したキットを同社の全自動遺伝子解析装置「GENECUBE」にセットするだけで、煩雑な作業を行うことなくクラミジアと淋菌の原因菌を検出できるもので、検査時間は1時間以内(最短40分)、判定一致率は99.1%以上となっている。今までのPCR法では検出できなかった、クラミジアの変異株であるスウェーデン変異株も検出可能。
GENECUBEの本体価格は、1600万円。また、各キット、96テスト入りで、ジーンキューブ クラミジア・トラコマチスが7万6800円、ジーンキューブ ナイセリア・ゴノレアが9万6000円(いずれも税別)となっている。