日本トムソンは4月20日から22日まで開催されている「TECHNO-FRONTIER 2016」において同社のブランド「IKO」の製品を出展。本稿では同社ブースの出展品の中からクロスローラーベアリングを紹介する。
産業用ロボットなどの高機能化に伴い、ロボットの動きを支える軸受けは高速運転や複雑な動きによる過酷な付加に耐えるだけでなく、繊細な動きにも対応できる精度も要求されている。
クロスローラーベアリングは、ローラーの直交配列によって、接触角45°の単列ローラーベアリングやボールベアリングの背面取り付け2個分を1個分の断面積に抑えた構造となっており、省スペース化に貢献するほか、モーメント剛性を向上させることも可能。
同社は軸径、品種と幅広い製品ラインアップを揃えており、産業用ロボットだけでなく、手術用ロボットなどにも採用されている。
このほか、駆動部にダイレクト・ドライブ方式を採用した「IKO アライメントステージSA・・・DE」も展示。同製品は直線案内部にリニアウェイLとリニアモータ駆動を採用した可動テーブルを二軸直交に組み合わせたXY軸と、回転案内部のθ軸にクロスローラーベアリングとダイレクトドライブモータを採用し、低断面でコンパクトなアライメントステージとなっている。