キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は4月20日、中規模事業所向けのファイアウォールであるClavister Wolfシリーズの「Clavister W20」「Clavister W30」の2モデルを5月11日より販売開始することを発表した。
「Clavister」はアンチウイルス、アンチスパム、IDP、Webフィルタリングなど複数のセキュリティ機能をオールインワンで搭載したファイアウォールで、オープンソースソフトウェアを使わない設計思想、ファームウェアのイメージサイズが17MB、ハードディスクドライブなどの回転構造の記憶装置をもたない、故障原因を最小限に抑える構造などの特徴を持つ。
Clavister Wolf シリーズは、小規模向けの「Clavister Eagle シリーズ」の上位機種で、150名~2000名規模の事業所に適したモデル。
主な仕様として、両製品ともに筺体形状は1U/19インチラックマウント型、インタフェースは6×1GbE、サイズは高さ44×幅431×奥行305(mm)で、同時接続数はClavister W20が50万、Clavister W30が75万となっている。価格はいずれもオープン価格。
なお、Clavister Wolf シリーズはネットワークソリューションを展開するスターティアが提供するネットワークサポートサービスの「GateCare」に採用されており、スターティアはClavisterに独自のサポートサービスを加えて販売するとしている。