丸紅情報システムズ(MSYS)は4月20日、ストラタシスの3Dプリンタにおいて、新たに歯科医療用の試作モデルを造形する専用機種のラインアップを拡充し、販売を開始すると発表した。

医療・歯科分野において3Dプリンタは、矯正用クリアライナーモデルやサージカルガイドの試作モデル、補綴用のクラウンやブリッジなどの医療機器製作を支援するため、個々の患者の歯型データ等から3Dプリンタで直接歯列モデルの試作モデルを造形するなどして活用されている。

同製品は、歯科医療を支援するためのモデル造形に特化しており、高精細な造形が可能なPolyjet(インクジェット)方式を採用。歯科医療の試作で使うためのモデルを、アクリル系樹脂で造形することができる。

造形サイズや対応材料種類が異なる「Objet500 Dental Selection」「Objet260 Dental Selection」「Objet Eden 260VS Dental Advantage」「Objet30 Dental Prime」「Objet30 OrthoDesk」の5機種がラインアップされており、「Objet500Dental Selection」および「Objet260 Dental Selection」ではカラー硬質樹脂、ラバーライク樹脂も使用可能(ただし、医薬品医療機器等法未認可)。

造形事例:クリアライナー検討用モデル(材料はMED690(透明)/ VeroDentPlus(ベージュ))