グレープシティは4月20日、複数のExcelファイルを表などにまとめる集約作業を自動化するクラウドサービス「Masume」をリリースしたことを発表した。
「Masume」は、手作業によるExcelファイルの集約と集計を自動化できるクラウドサービスで、集約したいExcelファイルをMasumeにアップロードすることでExcelシート内の集計対象となるセルを認識し、1つのテーブル(表)に集約し、データ集計も行う。従来の運用フローやフォーマットとして使っているExcelを変更する必要はなくWebブラウザだけですぐに利用できる。
Masumeを利用するにあたっては、WebブラウザでMasumeにログインし、普段利用しているExcelファイルをテンプレートとしてアップロードし、Masumeのメール機能でテンプレートを入力担当者にメールで送信する。入力担当者はこれまで通りExcelにデータを入力してメールで返信する。
返信されたExcelファイルはMasumeが自動で1つのテーブル(表)に集約し、集約後のデータ集計やレイアウトの調整などもMasume上で行うことができる。
テンプレートの配布方法はメールのほか、ファイルの直接アップロード、テンプレートをWebフォームにする方法の3つがあり、Masumeで集計されたテーブルはExcelやCSVとしてダウンロードできる。
テンプレートとして登録したExcelの書式やレイアウトを認識して自動的に集計テーブルを作成するが、独自の集計テーブルを作成することも可能なほか、利用中の集計テーブルをMasumeにアップロードして使い続けることもできる。
月額使用料はいずれも税別で、ストレージ容量500MB/最大5ユーザーまで利用できるライトプランが3980円、ストレージ容量10GB/最大20ユーザーまで利用できるスタンダードプランが7980円となっているほか、ストレージ容量10GB/最大20ユーザーまでを30日間無料で利用できるトライアルプランも提供される。