Connected Designは4月19日、スマートロック(電子錠)などのIoT機器を顧客のシステムに連携できる法人向けAPI「Connected API(コネクティッド・エーピーアイ)」の提供を4月20日から開始すると発表した。
Connected Designは、イッツ・コミュニケーションズが2015年2月から提供している、スマートフォンやタブレットを使って、家の中の電化製品をコントロールできるスマートホームサービス「インテリジェントホーム」向けのIoT機器を企画開発しており、4月19日時点でスマートロック、IPカメラ、各種センサー、家電リモコンなど合わせて7つのIoT機器を提供している。
「Connected API」は、これらの機器をAPI経由で操作や状態確認ができるもので、例えばスマートロックであれば、顧客のシステムを経由して、日時や曜日を指定した鍵の開閉権限を利用者に受け渡しできる。同APIを利用し、各種業務システムにIoT機器を連携させることで、スマートロックを活用した不動産物件の内覧自動化や民泊、シェアオフィスなどの運営効率化を上げられるという。また、各種操作ログや利用履歴の確認も可能。
さらに、IPカメラや家電リモコンを組み合わせることで、入退室者の遠隔監視などのセキュリティ強化や、入退室時の照明の自動点灯・消灯、エアコンのON/OFFも実現する。提供する機能は順次拡張していく。
「Connected API」の概要は次の通り。
機能一覧 | 内容 |
---|---|
スマートロック | 日時や曜日を指定したスマートロック開閉権限の付与/スマートロックの開閉/スマートロックの開閉状態の確認/スマートロック開閉権限の期間変更/スマートロック開閉権限の取り消し |
ドア・窓センサー、狭域・広域モーションセンサー | 状態の確認 |
その他 | 管理画面 -「Connected API」の機能をブラウザ上で操作/-スマートロックの開閉ログや利用履歴/各種センサーの反応ログ確認 |