エムキューブは4月18日、製薬業界における臨床試験(治験)・臨床研究で、製薬企業やCRO(受託臨床試験実施機関)、医療機関などの関係組織が共同利用できる「治験ラーニングサイトパッケージ」の提供を開始した。価格は個別見積もりだが、最低価格は数百万円~。
治験ラーニングサイトパッケージは、製薬企業やCROにおける治験・臨床研究担当者、協力医療機関の医師などの関係者が共同利用できるパッケージサービス。治験・臨床研究単位で参加者管理が可能な専用ポータルサイトを構築し、同サイトを介して、資料や録画コンテンツなどによる情報共有ができる。
また、ポータルサイト上でカンファレンスやミーティングなどを開催し、質疑応答などもある双方向性のコミュニケーションをWebで実施できるほか、関係者のポータルサイトへの滞在時間や各コンテンツの閲覧時間から、個別訪問による対面コミュニケーションでは難しかった関係者個人の習熟度を測ることも可能となっている。
主な特徴として、Web上でカンファレンスやミーティングを実施できるビジュアルコミュニケーションサービスの提供に加えて、カンファレンス運営自体をサポートする。
そのほか、治験・臨床研究内容の理解促進に関する動画コンテンツの制作から配信までをトータルサポートし、会員管理機能による個人単位でのアクセスログの取得と習熟度管理が可能となっている。なお、同パッケージはブイキューブが提供するビジュアルコミュニケーションサービス「V-CUBE」を採用している。