イー・ガーディアンは4月15日、ベネッセグループのTMJと戦略的パートナーシップを締結し、新たに中国とフィリピンに多言語運用センターを設置すると発表した。特にフィリピンはサイバーセキュリティ事業の重要拠点と位置づけ、総合ネットセキュリティ企業として飛躍を目指す。
フィリピンでは、同社社員が現地スタッフの教育を直接行い、日本国内で培ったカスタマーサポートや脆弱性診断、デバッグ、投稿監視などのノウハウを活用して、メディア運用サポートを実現する。
また、多言語対応のメディア運用サポートと並行して、サイバー人材の教育も実施する。同国の平均年齢は23歳と「人口ボーナス期」は当面続くと言われている。英語の教育水準の高さはもちろん、昨今では若手IT人材が急速に増加し、フィリピンのプログラミング力は世界から注目を集めているという。
日本企業の海外進出を支援するとともに、現地法人へのサービス提供も見越した事業展開を予定しており、今期の目標は40ブース体制で、導入5社を見込む。