アシストマイクロは、BPM(Business Process Management:業務の可視化を行う、PDCAサイクルに基づいた業務管理手法)ソフトウェアである「BP Director(ビーピーディレクター、開発元は米BP Logix)」のクラウド版として、「Cloud Edition」および「Private Cloud Edition」を5月1日から販売開始すると発表した。

BP Directorは、標準的なワークフロー形式と合わせてタイムラインベース(ガントチャート形式)での業務プロセス管理も行えるBPMソフトウェア。Webフォームやレポーティング、モニタリング、将来予測分析、監査証跡などの機能を包括的に備えた費用対効果の高い製品として、すでにオンプレミス版(On-Premise Edition)が顧客に採用されている。

今回、新たに販売するCloud Editionは、これまでのOn-Premise Editionの標準機能にレポートの出力機能(CSV形式など)、PDF作成機能、モバイル端末からの接続というオプション機能をあらかじめ追加したBP Directorを月額費用のみで利用できるプランとなる。

業務の分析やデータの二次利用、登録内容、添付資料の自動PDF出力、スマートフォン、タブレットからの処理など、さまざまな業務で必要とされるレベルのプロセス管理が標準で行える。価格は1ユーザーあたり税別で月額7500円(10ユーザより)~。

また、Private Cloud Editionは上位プランとなり、レポート作成や監査証跡管理のほか、SharePoint連携、システムの冗長化などOn-Premise Editionが備えるオプションを自由に選択して導入することが可能だ。

両プランともに、ほかのワークフロー製品やBPM Suiteにはない画期的な機能をクラウドならではの価格で利用することができる。価格は税別で月額21万円(ユーザー無制限)~。

アシストマイクロは、BP Directorをクラウドベースでも販売することでBPM製品のレベルをそのままに、部門やプロジェクトといった小規模な単位からでも容易に業務効率化や継続的な改善に取り組める環境を顧客に提供するという。