ラネクシーは、インドのStellar Information Technology(ステラ・インフォーメーション・テクノロジー)が開発したデータ完全消去ソフトウェアの最新版「BitRaser for File(ビットレーザーフォーファイル)」を2016年7月より日本国内に向けて、提携代理店経由で発売すると発表した。
BitRaser for Fileシリーズは、17種類の消去に関する国際標準(17種類の消去に関する国際基準-米国国防総省 DoD 5220.22-M、米国国防総省 DoD 5220.22-M(ECE)、米国国防総省 DoD 5200.28-STD、ロシア標準-GOST-R-50739-95、B.Schneierのアルゴリズム、ドイツ標準 VSITR、Peter Gutmann、米国陸軍AR 380-19、北大西洋条約機構-NATO標準、米国空軍AFSSI 5020、Pfitznerアルゴリズム、カナダRCMP TSSIT OPS-II、英国HMG IS5)に対応した認証付データ完全消去ソフトウェア。
主な特徴としてファイル名で消去対象を検索可能なほか、消去アルゴリズムを搭載し、データ消去証明書の発行(機密情報や個人情報のデータ消去証明に利用可能)などがある。PCやサーバのディスク上に作成されるファイルやフォルダに対し、データ消去を実施してリカバリ不可能な形で完全消去することが可能だという。
また、データ消去完了後には監査証跡としての消去証明書を発行でき、これにより企業におけるマイナンバーを含む重要データの取り扱いに求められる情報漏えい対策の運用をサポートする。
今後、ラネクシーは情報化社会の企業リスク低減のために、セキュリティ関連ビジネスへの取り組みを強化し、外部記憶媒体を制御して情報漏えいを防止する「DeviceLock」、企業内の情報のやり取りを詳細に記録する「MylogSta」と合わせて、不要になったファイルを復元できないレベルで完全消去するBitRaser for Fileを中心にセキュリティ事業を推進していく。