情報の窃取などを行おうとしているサイトを検出し、ユーザーがそうしたサイトを訪れようとした場合に警告を発するようになったと伝えた。Google Chromeチームでは今後もこうしたセーフブラウジング機能を強化していくと説明している。
Google Chromeチームは4月12日(米国時間)、「Official Google Webmaster Central Blog: No More Deceptive Download Buttons」において、偽装した広告などでマルウェアのダウンロードや個人情報の窃取などを行おうとしているサイトを検出し、ユーザーがそうしたサイトを訪れようとした場合に警告を発するようになったと伝えた。Google Chromeチームでは今後もこうしたセーフブラウジング機能を強化していくと説明している。
広告などのコンテンツの中には、WebサイトのデザインになじむようなUIで広告ではなく、クリックを促すような表示をするものがある。例えば、Flash Playerが必要だからダウンロードするように促したり、メディアプレーヤのアップデートが必要だからアップデートをするようにといった内容を表示し、ボタンのクリックを促したりといった具合だ。こうした不正なボタンをクリックするとマルウェアをダウンロードしたり、情報漏洩が起こったりする危険性がある。
Google Chromeはこうしたサイトを検出すると、ユーザーがそうしたサイトを訪れようとした場合に赤系の警告ページを表示するようになる。こうした意図がないにもかかわらず、サイトが警告の対象になった場合は、「ソーシャル エンジニアリング(フィッシングや偽のサイト)」などを参考にして対応してほしいと説明がある。