ジャストシステムは4月14日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「モバイルフレンドリー」に関する調査結果を発表した。

同調査は、事前調査で職種が企画、マーケティング、広報、販売促進、市場調査、クリエイターと回答した20~50代の男女537名を対象に行われたもの。

現在担当している商品・サービスのWebサイトについて担当者は、「スマートフォンに最適化した表示にしている(43.6%)」と回答。2015年9月に実施した同調査での36.1%を上回った。一方、「最適化していない」という回答は37.6%であった。

スマートフォンでの表示を最適化したWebサイトのうち、1年前と比べてスマートフォン経由のアクセス数が増えたのは62.7%。一方、未対応サイトで、1年前と比べてスマートフォン経由のアクセス数が増加したのは40.2%で、対応済みサイトの担当者の方がスマートフォンからの流入増を実感しているようだ(いずれも「増えた」「やや増えた」の合計)。

最適化対応済みWebサイトのうち、スマートフォン経由によるコンバージョン(CV)が1年前と比べて増加したサイトは50.2%。一方、未対応サイトで、1年前と比べてCVが増加したのは28.3%。流入数だけでなく、CVの増加も最適化対応済みWebサイトの担当者の方が実感しており、取り組んだだけの効果が出ているようだ(いずれも「増えた」「やや増えた」の合計)。

1年前と比べたスマホ経由のコンバージョンについて:スマホ対応サイト(n=225)

Webサイトのコンテンツを作成する際、スマートフォンでの見え方を「かなり意識する(21.3%)」「やや意識する(28.3%)」、合計すると49.6%が意識すると回答。

スマートフォン向けの広告出稿を現在行っている人に、今後の意向を聞いたところ、「予算は当面変えない予定(27.2%)」「増やす予定(21.5%)」という結果になった。