米Dellは4月5日(現地時間)、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャのポートフォリオの拡張を発表した。

今回、デルのハイパーコンバージド・ポートフォリオにEMCのコンバージド・プラットフォーム部門であるVCEが提供するハイパーコンバージド製品の再販が含まれ、「VCE VxRail アプライアンスファミリー」「VCE VxRack Node」「VxRack System 1000 FLEX」「Dell Reference Architecture for EMC Converged Infrastructure」などのVCE製品がデル経由にて購入が可能となる。

VCE VxRail アプライアンスファミリーはVMware と共同で設計された業界唯一のハイパーコンバージド・インフラストラクチャ・アプライアンス。VMware環境向けの統合、事前設定および事前検証が行われている。

VCE VxRack NodeはEMC ScaleIOソフトウェアを搭載したソフトウェア定義型ストレージのビルディングブロックのほか、VxRack System 1000 FLEXはラックスケールのハイパーコンバージド・インフラストラクチャ・ソリューション。Dell Reference Architecture for EMC Converged InfrastructureはDell PowerEdgeサーバを活用し、ラックスケールアーキテクチャを柔軟に導入するという。

すでにVCE VxRailアプライアンス、VCE VxRack Nodeは提供開始し、VCE VxRack System 1000 FLEXは米国内ではデルによる直販を通じて入手できるが、グローバルなチャネルを通じた提供は2016年第2四半期に予定。また、Dell Reference Architecture for EMC Converged Infrastructureは2016年第2四半期に提供開始を予定している。

デルの拡張されたハイパーコンバージド・インフラストラクチャのポートフォリオも追加

加えて、デルの拡張されたハイパーコンバージド・インフラストラクチャのポートフォリオには「Dell VMware Virtual SAN Ready Node」、Dell XCシリーズのハイパーコンバージド・アプライアンス、Dell Hybrid Cloud Platform for VMware でのVirtual SANサポートが新しく追加された。

Dell VMware Virtual SAN Ready NodeはVirtual SAN Ready Nodeを使用し、VMwareベースのハイパーコンバージド・ソリューションを構築することで、プロジェクトのリスクを低減させることができる。

また、Dell XCシリーズのハイパーコンバージド・アプライアンスはDell XC シリーズのアプライアンスに、最新のIntel Xeon Processor E5-2600 v4 Broadwell製品ファミリーを搭載したNutanixベースのハイパーコンバージド・インフラストラクチャ・ソリューションとなる。

すでにDell VMware Virtual SAN Ready Node、Dell XCシリーズは提供開始し、Dell VMware Virtual SAN Ready NodeとDell Hybrid Cloud Platform for VMware でのVirtual SANサポートは(プリインストール)は2016年第2四半期に全地域で提供開始を予定している。