富士フイルムは4月13日、デジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO Smart(S47)」(14×17インチカセッテサイズ)および「FUJIFILM DR CALNEO Smart S77(S77)」(17×17インチ幅広タイプ)を、富士フイルムメディカルを通じて4月15日に発売すると発表した。

両製品では、カセッテ型DR「CALNEO Smart」シリーズの特長を維持しながら、軽量化とX線感度の向上を実現。パネルの蛍光体には、温度や湿度などの環境変化に強いGOS(ガドリニウムオキサイドサルファ)を使用し、X線感度を示すDQEは31%となっている。また、重量はバッテリー込みで、S47が2.5kg、S77が3.1kg。

また、コンソール機能とビューア機能、ファイリング機能を集約した、クリニック向けの画像診断ワークステーション「C@RNACORE」と連携することにより、胸部正面のX線画像から骨の陰影を低減して、肺野内の肋骨・鎖骨に重なる病変などを確認しやすくする「胸部アドバンス処理」といった、読影を支援するさまざまな画像アプリケーションを使用することができる。

価格は同社の推奨構成で、S47が1790万円、S77が2090万円(いずれも税別)となっている。

なお両製品は、4月15日~17日にパシフィコ横浜で開催される「2016国際医用画像総合展(ITEM2016)」に出展される。