ヤクルトは4月13日、同社の研究拠点となる東京都国立市の中央研究所が4月15日に完成することを発表した。
同社は、1967年に乳酸菌研究の拠点として中央研究所を設立しており、その後、研究開発力の強化を目的に、2006年から2010年にかけて同地に食品研究棟などを新設。2012年からは、研究管理棟、基礎研究棟、医薬品・化粧品研究棟、品質・技術開発棟の4つの研究棟の新設工事と、最新鋭の研究機器・設備の設置、研究環境の整備を行ってきた。今回これらの新設工事が終了し、新たな中央研究所が完成することとなる。
同研究所の敷地面積は2万9781m2で、所員数は約300名。「森と水に囲まれた研究所」をコンセプトにしているという。また同研究所の研究管理棟には、座席数320席および2つの同時通訳設備を有する「国際会議場」や、創始者である代田稔博士の生い立ちや同社の歴史を紹介する「代田記念館」が併設される。なお、代田記念館は、2016年7月下旬より一般公開される予定。