NECフィールディングは4月13日、産業用ドローン(マルチコプター)の販売、教育、運用、保守・点検サービスの提供を同日より開始すると発表した。
同サービスは、ドローンの機種選定、販売および消耗品の販売、ドローンを業務で安心・安全に利用するための必要な知識のほか、技術取得を目的とした操縦者教育・訓練の提供、同社から購入した機体の点検・保守、また空撮や測量などの運用サービスをはじめ、業務でドローンを活用したい利用者にトータルなサービスを提供する。
特徴として、利用者の業務や要望に合った機器を複数のメーカーから選定し、提案を行い、取り扱う機体は低価格の空撮用が15万円(税別)~、航空レーザー測量用途に利用する機体が3000万円(税別)と幅広い価格帯で提供。
また、バッテリーやプロペラなどの消耗品は同社が運営するインターネット販売「い~るでぃんぐ」で購入することが可能となっている。購入した機体は、消耗部品の交換などを含め点検・保守を行い、常に安全に利用することができるように機体を維持するとともに、ドローン保険の紹介まで手がける。
そのほか、全国8カ所で廃校などの遊休施設を活用して操縦者養成スクールを開校し、養成スクールでは、複数の社団法人やドローン開発メーカーが認定するコースを用意し、利用者に合ったコースを目的や教育期間、カリキュラムで選択することができる。なお、3年間での売上目標は300億円、100人の操縦インストラクターの育成を計画している。