日本ヒューレット・パッカード(HPE)は4月12日、ストレージポートフォリオを強化し、その一環として、コンバージドフラッシュアレイ 「HPE 3PAR StoreServ 20840」とデータ保護システム「HPE StoreOnce 5500」およびマルチノード対応「HPE StoreOnce 6600」を発表した。
「HPE 3PAR StoreServ 20840」は、8コントローラノードまで拡張可能で、99.9999%のアップタイムを達成できるよう開発されており、従来型ハイエンドストレージでは複数必要だったラックを統合することで、CAPEXとOPEXを削減する。
また、利用可能容量は最大21ペタバイトで、スループットにより最大320万のランダムリードIOPSを実現し、同クラスの他社製品と比較して、設置面積、消費電力、冷却要件が最大85%抑えられるとしている。
「HPE StoreOnce 5500」は、同クラスの他社製品に比べてバックアップ速度が33%の高速化、2倍の容量を実現し、最大864TBの拡張性を備え、大規模な統合環境でも、厳格なリカバリ時間とリカバリポイントの目標を達成できるという。
「HPE StoreOnce 6600」は、Tier-1環境向けに設計されており、マルチノードの回復力や自動リスタート機能などにより、毎時最大184テラバイトの速度で、最大1.7ペタバイトのデータを保護可能。同クラスの他社製品と比べ、3倍の速度、2倍の規模に相当するとしている。
価格はいずれも税別で、「HPE 3PAR StoreServ 20840」が5335万6000円から、「HPE StoreOnce 6600 System」が3500万円から、「HPE StoreOnce 5500 System」が1600万円からとなっている。