LXDチームは4月11日(カナダ時間)、「LXD 2.0 has been released!|Stéphane Graber's website」において、LXDの最新版となる「LXD 2.0」の公開を伝えた。1年半にわたる開発の成果物で、初のプロダクション・ユースレベルの品質を実現したバージョンとされている。「LXD 2.0」は長期サポートの対象とされており、2021年6月までバグ修正などのサポートが提供されるとされている。
LXDチームはこの数週間でLXC 2.0およびLXCFS 2.0をリリースしており、今回の「LXD 2.0」のリリースを持って一連のリリースが完了したことになる。この新しいバージョンはUbuntu Core Store経由で取得できるほか、Ubuntu 16.04およびUbuntu 14.04で利用可能とされている。
現在、Linuxにおけるコンテナ技術としては多くのユーザーがDockerを利用している。LXD/LXCはDockerよりも開発が先行していたが、Dockerの登場以降はDockerにユーザーが流れた経緯がある。しかし、Ubuntuの開発支援企業であるCanonicalがLXDの開発を支援するようになり、一定のシェアを確保するようになっている。