セコムと東京国際ターミナルは4月11日、ウェアラブルカメラの実証実験を羽田空港で4月より開始すると発表した。
両社は実証実験を通じ、警備の現場におけるウェアラブルカメラの効果を実証するとともに、実験を行う羽田空港国際線旅客ターミナルの安全向上に寄与するとしている。利用するウェアラブルカメラは8台で、実証実験の検証状況を踏まえつつ、本格導入を視野に入れるという。
実験では、巡回警備員の胸にウェアラブルカメラを装着し、警備現場で問題が発生した場合に撮影した画像をリアルタイムで警備本部のモニターに映し出す。これにより、即座に現場の様子を把握できるため、早期の初動対応が可能になる。
また同時に、位置測位技術や通信技術も活用して、ウェアラブルカメラを装着する警備員の位置情報を把握し、事件・事故発生現場への緊急対応にも役立てるとしている。