TIOBE Softwareから、2016年4月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。
2016年4月におけるインデックスは次のとおり。
順位 | プログラミング言語 | インデックス値 | 推移 |
---|---|---|---|
1 | Java | 20.846% | ↑ |
2 | C | 13.905% | ↓ |
3 | C++ | 5.918% | ↓ |
4 | C# | 3.796% | ↓ |
5 | Python | 3.330% | ↑ |
6 | PHP | 2.994% | ↓ |
7 | JavaScript | 2.566% | ↓ |
8 | Perl | 2.524% | ↑ |
9 | Ruby | 2.345% | ↑ |
10 | Visual Basic .NET | 2.273% | ↑ |
11 | Delphi/Object Pascal | 2.214% | ↑ |
12 | Assembly language | 2.193% | ↑ |
13 | Objective-C | 1.711% | ↓ |
14 | Visual Basic | 1.607% | ↓ |
15 | Swift | 1.478% | ↑ |
16 | MATLAB | 1.344% | ↑ |
17 | PL/SQL | 1.314% | ↑ |
18 | R | 1.266% | ↑ |
19 | Groovy | 1.262% | ↑ |
20 | D | 1.030% | ↑ |
TIOBE Softwareは2016年4月の発表においてVisual Basicのシェア下落について触れている。COBOL、BASIC、FORTRANがシェアの大半を占めていた時代を振り返り、COBOLとFORTRANはそのシェアを減らしTIOBE Indexでは20位から30位の間に落ち着くようになったものの、Microsoftの活躍もあってBASICはトップ10に入り続けていると説明。その後、現在ではクラシックと位置づけられるVisual Basicが登場して大成功を収めるが、その後に登場したVisual Basic .NETへの移行は思ったように進まずシェアを下落させていった点にも言及している。
MicrosoftはVisual BasicとVisual Basic .NETは互換性があるとしているが、プログラミング言語としてはまったく別のものであると説明。こうした違いがシェアにどのような影響を与えたかは不明としながらも、長期にわたってトップ10に入り続けたBASICファミリーはついにその座をほかのプログラミング言語に譲ろうとしていると説明している。