fossBytesに4月8日(米国時間)に掲載された記事「Google Is Looking To Adopt Swift Programming Language For Android - Report」が、Google、Facebook、Uberの関係者が、現在人気とシェアが高まりつつあるプログラミング言語「Swift」に関する会議をロンドンで開催したことを伝えた。GoogleはAndroidにおける主要開発言語としてSwiftを採用する方向に舵を切る可能性があるという。
SwiftはAppleが公開したプログラミング言語。iPhoneやiPad向けのアプリ開発で利用するためのプログラミング言語として急速に人気を獲得するとともにシェアを増やしている。Appleは先日、Swiftをオープンソース・ソフトウェアとして公開。こうした動きから、Apple以外のベンダーもSwiftへの関心を強めている。
現状、モバイル/タブレットデバイスでiOSよりも大きなシェアを獲得しているAndroidは主要開発言語としてJava系の技術を採用している。しかし、GoogleとOracleはJava関連技術の利用を巡って訴訟を繰り広げるなど、GoogleにとってJavaが好ましくない状況を生み出す要因にもなりつつある。Swiftにはそうした懸念が少なく、すでにiOSでの開発実績もあることなどから選択肢としては魅力的なものと言える。
fossBytesに掲載された記事では、仮にGoogleがSwiftへ主軸を移すとしてもは多くの開発リソースと時間を必要であることから、簡単には進まないだろうという見解を示しつつも、興味深い状況になりつつあると説明している。