住友セメントシステム開発は4月8日、業務システムのテスト自動化を効率化するソフトウェアの新バージョン「QC-ACCEL Ver12.5」を4月28日にリリースすることを発表した。
SAPシステムなどの業務システムでは、単体テストはもちろんのこと、統合テスト・システムテストなどの負荷も高く、これらのテストレベルの効率化が強く求められる。この要求に対するアプローチの1つとして、テスト(特に回帰テスト)の自動化があるが、テスト自動化のためには、スクリプトの作成など、それ相応の準備工数が必要であり、これが業務システムにおける自動テストを推進する際のボトルネックとなっていたという。
同社はこの課題に答える製品として「QC-ACCEL」を提供してきた。同製品の主な機能は「コンポーネント登録」「スクリプト自動編集」「テスト計画登録」「テストラボ登録」など。 同社のプロジェクトによる効果測定では、同製品によりテスト自動化の開発工数を56%削減した効果があり、他のプロジェクトでも工数を大きく削減しているという。
今回、「QC-ACCEL」の動作に必要となるSAPのテスト自動ソリューション「SAP Quality Center by HP」がバージョンアップされたことを受けて対応できるよう、バージョンアップを行った。