米Googleは7日(現地時間)、Androidプラットフォームに対応する統合開発環境Android Studioの最新版となるAndroid Studio 2.0を公開したことをオフィシャルブログで発表した。

新機能として、開発サイクルを大幅に短縮する「Instant Run」が搭載されている。コード上で変更を加えても全体の再ビルド/デプロイをすることなく、変更点を素早く反映し確認できる。「Instant Run」機能は、昨年末にプレビュー版を公開していたが、ユーザーからの多くのフィードバックと数え切れない時間を費やして、安定版となっている。

「Instant Run」(Android Developers Blogより)

エミュレーターも約3倍の高速化、PC上のファイルの端末への転送を行うADB pushにおいては、おおよそ10倍近くのスピードアップになると記されている。また、多様化するAndroid端末でのテストを可能にするCloud Test Labが実装されGoogleのサーバ上で検証、機種の多いAndroid端末でのテストに役立つ。そのほか、Google App IndexingやGPU Debugger PreviewなどAndroidアプリケーション開発を推し進める新機能が搭載されている。

エミュレーターのユーザーインタフェース(Android Developers Blogより)