伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は4月7日、イオングループのデジタル事業を行うイオンドットコムに、チャットやファイル・タスク共有ができるビジネスコミュニケーションサービス「tocaro」を提供したと発表した。
tocaroは、Webブラウザやスマートフォンアプリケーションを通して、複数人でのグループチャットや1対1でのチャットをリアルタイムで行うことができるビジネス向けクラウドサービス。
イオンドットコムは、離れた部署間の効率化を図るため、2015年8月に「tocaro」を幕張オフィスと渋谷オフィスに試験導入した。導入の狙いは、従来のメール活用では難しかった、プロジェクトごとのメーリングリストの設定や管理、スマートフォンやタブレットでのファイル共有、送信ミスに伴うセキュリティのリスクの改善だったという。
導入効果として、簡単な打ち合わせはオフィスを移動せずにグループチャットで実施できるようになり、従来不足していた会議室の利用を効率化することができたほか、tocaroが社内メールの代替にもなり、約4割の社内メールの削減を実現したという。イオンドットコムでは、試験導入を踏まえて、2016年5月から全社規模での正式利用を予定している。