NXPセミコンダクターズ(NXP)は4月4日、Appleの家電集中管理システム「HomeKit」を使用したホームオートメーションアプリケーションをサポートするKinetisマイクロコントローラ(MCU)用ソフトウェア開発キット(SDK)を発表した。
HomeKitは複数のアクセサリのシームレスな接続を可能にするiOSのフレームワーク。共通プロトコルによって、複数のアクセサリを容易・セキュアに協調動作させることが可能になるほか、音声アシスタント機能「Siri」を使ったアクセサリ管理や制御もできるようになる。
一方、ARM Cortex-M4コアをベースとするK11、K22、K24、K26などのKinetis KシリーズMCUは、HomeKitの暗号仕様を満足する処理エンジンを搭載しているほか、暗号鍵保存、ソフトウェア/システム保護、ハードウェア乱数発生器(RNG)、タンパ検出機能などのセキュリティ機能を内蔵している。NXPのHomeKitソフトウェアは、このKinetis KシリーズMCU上で動作し、Bluetooth Smart機能はワイヤレスMCUのKinetis KW40ZやKW30Zで動作する。
SDKはすでに提供開始となっている。なお、SDKで提供されるロイヤリティフリーのBluetooth Smartホストスタックは、Bluetooth Smart v4.1準拠で20のGATTプロファイルをサポートしている。