公式ブログ「Virtualization Blog

4月1日(現地時間)、Microsoftは次期Windows 10がHyper-Vコンテナーをサポートすると公式ブログで発表した。Windows Server 2016がHyper-Vコンテナーをサポートすることは以前から明らかにしていたが、クライアントOSであるWindows 10について言及するのは今回が初めてとなる。

Windowsカーネル独自のインスタンスを利用し、Windows 10とWindows Server 2016との間で互換性を持つ。まずは今後のWindows 10 Insider PreviewとWindows Server 2016 Technical Preview 5で実装し、「Windowsの機能」ダイアログからHyper-Vコンテナーを有効にできる。

なお、Windowsコンテナーは、プロセスと名前空間の分離テクノロジを使用してアプリケーションを分離し、コンテナーホストとすべてのコンテナーでWindowsカーネルを共有する「Windows Serverコンテナー」。Windowsカーネルを共有せず、各コンテナーを仮想マシンで実行する「Hyper-Vコンテナー」と2つの異なるタイプを用意しているが、今回の発表では後者の実装がWindows 10にも行われることを意味する。Microsoft Windows Hyper-V and Containers TeamのTaylor Brown氏は「クラウドアプリケーションを構築する開発者に役立つ」と本機能について説明した。

阿久津良和(Cactus)