セキュア・ディー・ビー・ジャパンは4月1日、Windows/Linuxデータベースの暗号化を迅速に実装できる「SecureDB for SME」を販売開始し、出荷した。価格は税別で1コアあたり40万円~。

SecureDB for SMEは透過型と呼ばれるデータベース暗号化ソリューションで、Windows/Linux両環境にも対応し、データベース、業務アプリケーションに依存せず、修正することなく、データベース暗号化を実現できるという。

マイナンバーが施行され、すべての企業が個人情報資産を扱うことになり、これらのデータを暗号化することにで漏えいした場合でも、データを無意味化することが重要になっている。今後、同ソリューションを国内外企業に向けて、販売・ソリューションパートナーを通して積極的に拡販していく。

特徴として、カーネルに組み込まれたエージェントが暗号化・復号を実行するため、周囲のシステムに手を加えることなく、実装が可能なことに加え、曜日・時間など細かなアクセス制御を設定でき、監査ログ、レポート機能にて分析ができる。

また、暗号化後のパフォーマンス劣化も最小化するように設計されており、データベース全体を暗号化し、5000万件のうち、50万件を抽出して計測した結果、パフォーマンスは1%の劣化、容量は3%圧迫したのみだったという。さらに、WindowsとLinuxのカーネルをサポートしており、多くのデータベースに対応している。