京セラは3月30日、米国のソリッド工具製造販売会社であるSGS Tool Company(SGS Tool)の全株式を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。同契約によりSGS Toolは京セラの子会社となり、5月2日にKYOCERA SGS Precision Toolsとして事業を開始する予定。
SGS Toolの子会社化を通じて京セラは、ソリッド工具の製品ラインアップを拡充し、市場のニーズに対してよりトータルに対応できる体制を構築し、顧客に対してより付加価値の高いソリューションを提供することを目指す。また、新たな製造・販売拠点を加えることで北米地域での事業強化につなげるとしているほか、両者のノウハウを活かすことで製品・技術開発の競争力を高め、多様化する市場ニーズへの対応を図るとしている。