ペンタセキュリティシステムズは、 同社のクラウド基盤のWebハッキング遮断サービス「Cloudbric(クラウドブリック)」を主要製品として掲げて、3月15日から17日までドイツで開催された「WorldHostingDays Global 2016(WHD Global)」に参加したことを明らかにした。
WHD Globalは、世界最大級のホスティングおよびクラウドコンファレンスで、全世界のホスティングおよびクラウド事業者のネットワーキングを目的として開催されている。WHDは、毎年シンガポール、米国、中国、インドなど世界各地で開催され、日本でもWHDジャパンが2016年10月に開催される予定だ。
今回同社は、欧州のIT産業従事者に向けてクラウドブリックが同社のWebアプリケーションファイアウォール「WAPPLES(ワッフル)」の技術を基にして作られたという点やセキュリティ知識を持っていない一般のWebサイト運営者のためのサービス版とエンタープライズ事業者のためのビジネスエディション版を使用者のニーズに合わせて提供するという点などを紹介。来場者からは、ビジネスエディション版が、事業者のWebサーバ環境に直接設置され、Webサイトの速度に及ぼす影響を最小化しながら多様なハイパーバイザ環境を支援するため、既存インフラに大きな変更を加えなくても適用が可能な点などが評価されたという。
なお、同社では今回のイベントについて、欧州IT市場にクラウドブリックを知らせる踏み台であり、これからは持続的に欧州市場を攻略していく予定としている。