3月25日(現地時間)、Microsoftは業務の共同作業などに用いる「Surface Hub」の法人顧客向けに出荷したことを、公式ブログで明らかにした。Surface Hubは、55インチ/84インチサイズの4Kディスプレイを持ち、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)エコシステムを実現するデバイスとして、当初は2015年9月1日、次は2016年1月の出荷を発表したが、本日まで延期していた。
価格も84インチモデルは当初の1万9,999ドルから2万1,999ドル、55インチモデルも当初6,999ドルから8,999ドルに改正している。Microsoft Devices MarketingジェネラルマネージャーのBrian Hall氏によれば、フィラデルフィアの小児病院がSurface Hubを導入し、スタッフのためのスケジュール管理やホワイトボードとして活用。米国の法律事務所も遠方にある事務所スタッフ同士のコミュニケーションなど、さまざまな場面に活用しているという。
また、Microsoftの研究結果を引用し、Surface Hubの導入による経済的影響はNPV(正味現在価値)法に照らし合わせて85万ドル/3年におよぶと説明した。日本でも2015年9月3日より予約受付を開始し、2016年1月からの出荷を予定していたが、米国に伴って本日以降の出荷が見込まれる。
阿久津良和(Cactus)