ITコンサルティングおよびソフトウェア開発を手がけるプロアクシアコンサルティングは3月22日、ダウンロード時の自動パスワード付与や自社ファイルサーバの統合など、クラウドストレージを利用するための機能を備えたMicrosoft Azureベースのクラウド型ストレージ・アプリケーション「Cloud Storage Light」の販売を開始した。

Cloud Storage Lightの特徴として、データの保管にMicrosoft Azure のストレージを利用し、特別なオプションなしで、最低3つのストレージにデータを保管。地理冗長ストレージ(GRS=Geo Redundant Storage)を利用すると数百km離れたデータセンタにも3つのコピーが保管される。

また、セキュリティを確保するための仕組みを用意しており、通信の暗号化・データの暗号化に加え、ダウンロード時のパスワード自動付与や、コンテンツ保護(Microsoft RMS)の機能が用意され、多彩な仕組みでセキュリティを確保することができる。

さらに、自身のクラウドストレージの機能にさまざまなストレージを統合でき、Azure Blob以外にファイルサーバやSharePoint上のファイル、OneDrive を統合して1つのストレージに見せることができ、全文検索やアクセス権設定、セキュリティ機能を提供。

加えて、ブラウザ経由で利用する PC、スマートフォン、タブレット用の使いやすいインタフェースを装備し、PC上で使い慣れたファイルエクスプローラ風のアプリケーションから、ダウンロードやアップロードをすることなく直接ファイルの操作が簡単に行える。

そのほか、ストレージハブ機能で統合可能なストレージとしてSharePointと連携を強化したCloud Storage Light for SharePointを備え、SharePoint Onlineからシームレスに利用でき、Webパーツから自社のファイルサーバにアクセスが可能になるという。

価格はスタンダード版で180万円、エンタープライズ版で340万円。同社では2016年中に15社への導入を目指している。