東芝は3月22日、東京電力(東電)から送電線や変電所などの送配電設備を監視制御する給電所および制御所に納入する次世代監視システムを受注したと発表した。
東芝が受注したのは、地方送配電系統の運用と遠方制御に係わる設備監視を一貫して実施するシステム一式で、給電所10カ所および制御所56カ所を更新対象とする。同システムは、従来、各給電所・制御所に設置されていたサーバ群をサーバ拠点へ統合し、業務品質を維持しつつ、基幹系統から配電系統まで一貫した監視制御業務を実現するとする。また、これまで拠点ごとに取っていたバックアップを一元管理できるほか、保守費用の削減にも貢献するとしている。さらに、国際標準規格を採用し、組織間・システム間のデータ交換を可能にするなど外部との連係性も確保する。
なお、同システムは2018年より順次納入する予定。