オービックビジネスコンサルタント(OBC)は3月22日、営業の見込み状況を見える化するクラウドサービス「OMSS+ Sales Scope(セールススコープ)」を、3月23日から販売パートナーを通じて販売することを発表した。
同サービスは、さまざまなデバイスから、誰に・何を・いつ・いくらで受注予定か、といった必要最低限の情報を数タッチの操作で入力できるようになっている。見込み情報は案件情報の受注・売上・回収のステータスを切り替えるだけで更新することが可能。受注・売上・回収の見込み金額については、目標ラインやランク別グラフで表示されるため、予算に対する見込み予測も確認することができる。また、個人別の見込みランキングも参照でき、その画面から取引明細へのドリルダウンも可能となっている。
営業責任者は、営業担当者別に1カ月間未更新となっている案件数や受注日を先延ばししている案件数などの更新状況を参照でき、さらには取引明細へドリルダウンして明細ごとの更新日付を確認できるようになっている。また、受注日の近い案件や、受注・売上・回収予定日が過ぎている案件はアラート案件として表示され、いつでも見込みの更新状況や案件状況を把握することが可能。これにより、案件の変化にすぐ気づくことができ、営業担当者に対して目標達成のためのアドバイスや指示が迅速に行えるようになる。
同社の販売管理システム「商奉行」とCSVデータによるマスタ連携(商品・商品区分・得意先・担当者・部門・部門グループ)も可能となっており、導入時や日次で連携することによって、マスタ入力・メンテナンスの手間を削減することも可能となる。また、営業担当者が受注ステータスに変更した見込み案件を出力し、「商奉行」にインポートもできるため、管理部門での受注伝票への入力の手間も省略できるという。「商奉行」とのマスタ連携・受注連携対応は、5月以降が予定されている。
同サービスは10ユーザ単位での提供となり、「商奉行」を利用している場合(商奉行i/V ERP以降のシリーズで、OMSSに加入)は、年間利用料が4万8,000円~(10ユーザ~)。「商奉行」を利用していない場合は、9万6,000円~(10ユーザ~)。なお、奉行シリーズの利用に関わらず使用できるサービスとなっており、5ユーザまでは無料で提供される。
また、スマートフォン向けアプリへの対応は、6月以降の予定となっている。