Microsoftは3月17日(米国時間)、「Microsoft Edge extensions now available to preview|Microsoft Edge Dev Blog」において、Windows Insider Programを対象としてMicrosoft Edge向けのエクステンションの提供を開始したと伝えた。エクステンションはビルド14291以降で使用できる。
エクステンションのサポートはこれまでMicrosoft Edgeに求められてきた機能の中でも特に要望の多かったものの1つ。MicrosoftはこれまでエクステンションAPIの標準化などを目指してW3C Browser Extension Community Groupの活動に参加するなど、積極的な取り組みを続けてきた。現段階ですべてのAPIが実装されているわけではないが、残りのAPIに関しては今後のリリースで提供される見通しになっている。
Microsoftは2016年の後半には正式にMicrosoft Edgeエクステンションの公開を予定しており、正式公開後はWindows Storeを経由してエクステンションの取得が可能になるようだ。現段階では「Developer Resources : Microsoft Edge Dev : Microsoft Developer technologies」を経由してエクステンションを取得可能。Microsoftやサードパーティベンダーが開発したエクステンションを試すことができる。
Windows 10はこれまで同社がリリースしたオペレーティングシステムの中で最も速いペースで市場に浸透しているが、Windows 10の普及と比べるとMicrosoft Edgeの採用は同レベルに達していない。エクステンション機能の不在はMicrosoft Edgeの採用を阻害する要因の1つになっていると見られており、Microsoftはエクステンション機能の提供を通じて通じてユーザーを獲得したいという狙いがあるものと思われる。