Skeedは3月17日、多拠点向け配信ソリューション「SkeedDelivery」に配信先の拠点ノードから他の各拠点に向けて配信する機能を拡充し、発売した。 SkeedDeliveryは、大容量ファイルを短時間、かつ多拠点に配信するソフトウェア製品で、大手家電量販店のデジタルサイネージ向けコンテンツの配信や大手製造業における国内外従業員向けマニュアル動画配信などの用途で導入、活用されているという。
また、昨年6月にはオプション機能の拡張を行い、特長である回線やサーバの増強コスト抑制と多拠点への高効率な配信機能に加え、グローバル対応機能として、独自高速転送プロトコルSSBP(Skeed Silver Bullet Protocol)の追加搭載と配信経路最適化のための自動制御アルゴリズムをより広範囲向けに最適化した。
今回の機能拡張では、このグローバル対応強化の方向をさらに推し進め、従来、配信サーバに集約していたコンテンツ配信機能を配信先となる拠点ノード(拠点側のサーバなど)にも付与し、あらかじめ設定した特定の拠点ノードから他の各拠点に配信できるようになった。
クラウド上に配信サーバがある場合、配信イベントのたびにクラウドへのアップロードおよびダウンロードに伴う通信コストが発生していたが、直接拠点から多拠点に配信できるため不要になる。
グローバル展開しているケースでは、地域内の拠点のみに配信する際も遠方の配信サーバまで一度コンテンツを送る必要がありましたが、地域内の拠点だけで配信可能となるため、この時間・手間が不要になる。
標準価格は500万円から、拠点ノード配信機能はオプションとなっている。Skeedは今後もSkeedDeliveryの機能強化を進め、グローバル配信ソリューションとしてユーザーの配信業務を支援していくという。