米オートデスクはこのほど、スポーツウェアブランド「UNDER ARMOUR」が3月18日より 米国で限定販売する3Dプリント製フットウェア「UA Architech」のデザイン・設計にオートデスクのジェネレーティブ・デザインアプリケーション「Autodesk Within」が使用されたことを明らかにした。

ジェネレーティブ・デザインとは耐久性や柔軟性、重量などの要件に基づいてコンピューターが最適な構造設計を行う技術のこと。人間では思いつかないような非常に複雑なデザインとなる場合もあるが、3Dプリンティングを用いることでそうした複雑な構造も実現可能となる。

今回UNDER ARMOURが発売するUA Architechに詰め込まれた多くのテクノロジーの中にジェネレーティブ・デザインと3Dプリンティングがあり、ヒール部分におけるラティス構造のミッドソールは「Autodesk Within」でデザイン・設計されたという。このほか、Autodesk Fusion 360とAutodesk 3ds Maxも同製品のコンセプト開発と仕上げに利用された。

UA Architech

UA Architechのヒール部分。非常に複雑な構造となっている。