クニエとSAPジャパンは3月16日、SAPのクラウドプラットフォーム「SAP HANA Cloud Platform」の拡販において協業することを発表した。これにより、クニエはSAP HANA Cloud Platformに関する総合コンサルティングサービスを提供開始する。

具体的には、ビジネスのデジタル変革を支援するグランドデザインコンサルティングサービス、ユーザーエクスペリエンス／ユーザーインタフェース(UX/UI)改革サービス、SAPソリューションへのアプリ拡張開発サービス、次世代エンタープライズモバイルアプリケーション構築支援サービスが提供される。

UX/UI改革サービスでは、クニエ方法論とSAPのモックアップツール「Splash/Build」を利用し、SAP HANA Cloud Platformに実装されているHTML5開発フレームワーク「SAPUI5」やSAP Fioriを利用したUX/UI設計を支援する。

アプリ拡張開発サービスでは、特にSAPソリューション外の既存システムとSAPクラウドソリューションのハイブリッドインテグレーションをSAP HANA Cloud Platformを利用したバックエンドおよびフロントエンドサービスによる構築を支援する。

モバイルアプリケーション構築支援サービスでは、SAP HANA Cloud PlatformのMobile Serviceとモバイル向け商用データベース「SAP SQL Anywhere」を用いたオンライン・オフラインでも切れ目のないアプリケーション構築を支援し、クニエがSAP Fioriを利用して開発したモバイルポータルによる高度なUX/UIを提供する。

SAPジャパンは、クニエがSAP HANA Cloud Platformを利用して行う総合コンサルティングサービスに対し、技術情報の提供、特定顧客に対する戦略的な協業、および共同マーケティング活動を行っていく。

SAP HANA Cloud Platformの概要