京王電鉄は3月15日、2018年春に有料の座席指定列車の運行を開始すると発表した。座席指定列車は平日・土休日の夜間帰宅時間帯に、新宿発・京王八王子行き、新宿発・橋本行きで運行する。
座席指定列車の運行開始に向けて、新型車両「5000系」を導入する。
新型車量の外観はシャープな正面形状を採用し、既存車両との違いを明確にするとともに、正面のカラーリングに黒を用いることにより、スマートな列車を表現する。
内装は沿線にある「高尾山」の木々の深いブラウンと、「繊維の街・八王子」の絹糸をモチーフに華やかな室内空間を表現し、上質さを演出するとしている。
新型車両はクロスシートからロングシートへ転換できる座席を採用し、座席指定列車の時はクロスシート、その他の時はロングシートにして運行する。クロス/ロングシートのどちらの状態でも画面が見やすいよう、ドア上に加えて天井部にも液晶画面を用いた車内案内表示器を設置する。
乗客が快適に過ごせるよう、空気清浄機や無料公衆無線LAN、電源コンセントなどの装備を搭載する。
消費電力の削減を図るため、新型VVVFインバータ制御装置やLED照明、新技術の車上蓄電池システムを導入する。