NTTコミュニケーションズは3月15日、コンテンツ・プラットフォーム「Box」を同社の企業向けVPN「Arcstar Universal One」の上で利用できるサービス「Box over VPN」の提供を開始した。
同サービスはVPNサービス上に構築されているため、インターネットを介することなく「Box」のストレージを利用することを可能にする。そのため、同サービスを利用すれば、インターネット上にあるオンラインストレージなどのクラウドサービスの利用を禁じている企業でも安全にBoxを利用できる。
やり取りされるデータはインターネット環境とは完全に切り離されたネットワークを通るため、インターネット上での情報の盗聴や漏洩のリスクを最小化し、高いセキュリティレベルを担保する。
同サービスのネットワークは同社が常時監視し、Boxのサービスも含む一元保守の受付窓口を24時間365日提供する。
また、VPN上で各種クラウドサービスへの接続・利用を可能にする「Arcstar Universal One Multi-Cloud Connect」を用いることで、同社以外が提供するパブリッククラウド、顧客のオンプレミスのシステムをセキュアな閉域網内で連携させることが可能。
プランは2種類用意されている。Businessの月額料金は1ID当たり3400円(税別)で、ストレージ容量が無制限、バージョン履歴管理は50世代まで、他のSaaSとの連携は1つまでとなっている。Enterpriseの料金は個別見積もりで、ストレージ容量・他のSaaSとの連携・社外ユーザーライセンスが無制限となっているほか、セキュリティの設定をカスタマイズできる。