ユニアデックスは3月14日、東京都目黒区の自由が丘商店街振興組合(自由が丘商店街)および産業能率大学と共同で、2015年4月から活動していた「商店街データ見える化プロジェクト」に関する活動報告会を、3月11日に開催したことを発表した。
自由が丘商店街は、自由が丘インフォメーションセンターや自由が丘案内人セザンジュが対応した問い合わせ情報の収集や、産業能率大学による自由が丘街頭アンケート情報の収集などを行い、より良い商店街を築くための活動を産業能率大学と連携して行ってきたという。
ユニアデックスは、2014年4月から2015年12月までに収集した来街者情報の分析を担当。従来も来街者情報分析は行っていたが、今回はテキストマイニングツールなど新たにICTを利活用することで分析速度を高め、来街者情報の分析や可視化、課題の抽出などを行ったという。利用したツールはユニシスの「TopicExplorer」。
今回の来街者情報の主な分析内容は以下の通り。
- 自由が丘を訪れ、問い合わせを行う来街者の国籍・性別・年代の傾向分析
- 問い合わせ事項を分類し傾向分析
- 問い合わせの多い自由が丘の店舗情報をジャンル化し、性別や年代での傾向分析
- 外国人観光客が問い合わせる内容の傾向分析
- 自由が丘における街や人に関する情報の抽出(天候・気温などの街環境と問い合わせ状況の関連性およびその傾向、歩行者天国でのマナーに関する情報抽出とその傾向)
自由が丘商店街では、今回得た来街者が持つ自由が丘のイメージや興味対象の分析結果を、商店街に対する来客の満足度を向上させるための施策やマーケティング活動に利用していくとのこと。
ユニアデックスは、同プロジェクトを通じて得た知見をベースに、地域振興に関連するサービスやソリューションを展開し、今後も地域貢献を行っていくとしている。
3者は今後も、来街者情報を含む各種データを利用して可視化と分析を行っていく構えだ。