Microsoft Windows 10

3月9日(米国時間)、WinBetaに掲載された記事「Windows 10 Redstone: Microsoft now preparing release of Extensions for Edge」が、今月末に開催が予定されているBUILDに合わせるタイミングで、次にリリースされるインサイダーリリースプレビュー版のMicrosoft Edgeにエクステンションのサポートが追加される見通しだと伝えた。

MicrosoftはすでにMicrosoft Edgeにおけるエクステンションサポートへ向けた開発を実施しているが、これで開発者向けのリリースとしてひとつのマイルストーンに到達することになる。

Microsoftは2016年6月のアップデートでMicrosoft Edgeにエクステンションサポートを追加する予定にしている。今回のプレビュー版でエクステンション機能が試せるようになった場合、Microsoft Edge向けのエクステンション開発者には2カ月ないしは3カ月ほどの開発期間が与えられることになる。

MicrosoftはWindows 10以降のデフォルトブラウザをMicrosoft Edgeに変更しており、既存のInternet ExplorerからMicrosoft Edgeへの移行が進むことを期待している。しかし、実際には期待通りにMicrosoft Edgeへの移行は進んでおらず、ほかの主要ブラウザにユーザーが流れるという状況が続いている。その理由の1つとして、Microsoft Edgeにエクステンションのサポートがないことが指摘されており、Micorosoftはエクステンション機能の開発を緊急性が高い課題と認識している。

ChromeやFirefoxでは豊富なエクステンションやアドオンが提供されており、ユーザーがブラウザを選択する重要な指針の1つになっている。ChromeやFirefoxで人気の高いエクステンションがMicrosoft Edgeに移植された場合、Microsoft Edgeを選択する理由がそれだけ増える可能性がある。